ハチクマの渡り 五島市の大瀬山山頂
長崎県五島市の大瀬山の山頂では、この時期、越冬のため大陸を目指すタカの仲間のハチクマの渡りがみられます。

ハチクマは、翼を広げた時の大きさが1.3メートルあるタカ科の猛きん類で、春は繁殖のために日本に飛来し、秋になると越冬のため中国や東南アジアを目指します。

東シナ海に面した大瀬山の山頂は、大陸に渡るハチクマの最後の中継地点として知られ、18日は夜が明けるとハチクマが集まりはじめ上昇気流にのって空高く舞い上がっていました。

そして、群れとなって東シナ海の上空に飛び去り、愛好家たちがその様子を写真に収めていました。

「五島渡り鳥研究会」によりますと、この日は、およそ300羽のハチクマが飛び去ったということです。

毎年、大阪からやってきているという写真愛好家の男性は「ハチクマがのんびり、ふわっと旋回するのを見ることができるのは全国でもここだけで魅力があるところです」と話していました。

ハチクマの渡りは、10月上旬ごろまで観察できるということです。

PETLIFE24事務局2021.10.07

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