世界各地の野生のネコ科動物を紹介 北九州の博物館で特別展
世界各地に生息するすべての野生のネコ科動物を紹介する特別展が北九州市の博物館で開かれています。

北九州市八幡東区の「いのちのたび博物館」で開催されている特別展は、世界各地に合わせて40種類いる野生のネコ科動物すべてを、およそ200点の資料で展示しています。

このうち、東南アジアなどに生息する「マーブルキャット」は今回の展示のために特別にはく製が用意され、ネコ科動物の多くが苦手とされる「木を降りる」動作が得意であることなどが紹介されています。

また、世界最大のネコ科動物の「トラ」は、全長3メートルの「シベリアトラ」のはく製が東南アジアに生息するトラと並べて展示され、模様や大きさの違いを比較することができます。

このほか体験型のコーナーもあり、日本のイリオモテヤマネコは毛皮や肉球に触れることができるほか、専用の箱を開けるとマーキングの尿の臭いを嗅ぐこともできます。

いのちのたび博物館の学芸員、中西希さんは「自然界では絶対に一緒に見ることができない動物たちを一つの場所に集めて、見比べることができる展示で、野生のネコ科動物のすべてが絶滅危惧種に指定されている現状も知ってもらいたい」と話していました。

この特別展は5月7日まで開催されています。

PETLIFE24事務局2023.03.28

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