イノシシ、アナグマを捕まえろ 高校生が半年かけて作った箱わな、猟友会に贈る 南九州市
鹿児島県南九州市の薩南工業高校の機械科3年生5人が、イノシシとアナグマ用の箱わなを1基ずつ製作し、市に寄贈した。課題研究の一環で半年以上かけて仕上げた。市は猟友会に貸し出し、活用してもらう。

いずれも鉄製でイノシシ用が高さ、幅1メートル、奥行き1.8メートル、アナグマ用が高さ、幅30センチ、奥行き60センチ。動物が入ると扉が閉まりロックされる。昨年6月、鹿児島大学の教員や猟友会メンバーらを学校に招き、動物の行動やわなの仕組み、取り扱いを学習。授業時間のほか放課後も使って金属の切断、溶接などに取り組み、今年1月に完成した。

市役所知覧庁舎で18日、贈呈式があった。同校の新屋和輝さんは「溶接が難しかった。作ったわなが農作物の被害防止に役立てば」と話した。市によると、2020年度の鳥獣による農作物被害は約180万円。

PETLIFE24事務局2022.01.25

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