【長崎】約3センチの隙間に…長崎市で子猫の救出劇「ラッキーちゃん!」
わずか3センチの隙間に挟まっていたのは何と1匹の子猫です。長崎市で民間のレスキュー隊による救出劇が繰り広げられました。

6日の夜9時ごろ、長崎市大橋町の「長崎ラッキーボウル」の出入口の右端の柱の根元、わずか3センチの隙間に子猫が頭から入り込み、お尻だけわずかに出た状態で身動きがとれなくなっていました。施設に入る焼肉店の客が鳴き声を聞いて発見。この
ペットフードは駆け付けた警察官が置いたものです。白くてフサフサの毛。指で触るとわずかに動きますが、可愛そうに、自ら体勢を変えることはできません。

ボウリング場を通じて市内の動物愛護団体「プロアニマルレスキュー隊」に連絡。駆け付けた隊員が救出作業を始めました。ちょっと痛そうな鳴き声が聞こえますが、命を助けるためです。このまま動けなければ飢え死にしてしまいます。慎重に、慎重に、用心しながら、体を傷めないよう少しずつ少しずつ引っ張るとお尻やしっぽが出てきました。ここで隊員は右手の手袋を外し、素手で茶色のブチ(斑)の入った尻尾の根元付近をしっかりつかんでさらに少しずつ引っ張りますがなかなか出てきません。

引っ張ること約2分。後ろ足から下半身、上半身、前足とその小さな体の大半がようやく隙間から出てきました。最後は最も用心のいる頭。少し引っ掛かって抜けにくくなっていますが、親指でちょっとずつちょっとずつ手前にずらしながら無事抜き出しました。

何ともかわいいまるでぬいぐるみのような生後3カ月から4カ月の雌の
三毛猫です。やっと、お外に出られて安心した様子。頑張ったご褒美におやつの「ちゅ?る」がプレゼントされ、ペロペロおいしそうに食べていました。きつかったね。お腹がすいていたんだね。止まりません。ラッキーボウルの柱の隙間から無事助け出された「ラッキーちゃん」。それにしてもどうしてこんな小さな隙間に入り込んでしまったんでしょう?隙間の前には、再発防止の「重し」が置かれました。

子猫はラッキーボウルの店長さんご夫婦が「里親」として引き取り育てることになりました。即断即決、心優しいご夫婦です。もし挟まってなかったらずっと野良猫として生きていたんでしょうか。ハラハラはしましたが、何とも心温まるお話でした。

PETLIFE24事務局2021.12.16

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