空前ともいえるペットブーム。犬や猫のほかに、主に海外から輸入されたエキゾチックアニマルといわれる動物を飼っている家庭も今や珍しくないです。数が増えるとますます必要とされるのが動物病院。農林水産省によると、ペットなどの小動物を扱う動物病院の数は10年前の1・2倍となっているとか。都市圏だけでなく地方にもその傾向が見られ、都道府県別に人口10万人当たりで換算すると山口は「10・01」で全国7番目の多さだそうです。
農水省では、動物病院に相当する飼育診療施設数を牛や豚、鶏など家畜を診る「産業動物」と、それ以外の犬猫などを扱う「小動物・その他」に分けて集計しています。2019年の調査では全国で「産業動物」の診療施設が09年より58減の3980に対し「小動物・その他」は約2000増の1万2116。山口も1・23倍の136に増え、人口10万人当たりで東京(12・64)、神奈川(11・99)、千葉(10・89)と人口が多い地域が上位を占める中で高順位でした。
飼育診療施設登録の窓口となっている県畜産振興課では、地元の山口大に獣医学部があるのも一つの要因とみています。獣医学部がある大学は全国で17校。山口大は12年度から、それまで農学部獣医学科だったのを鹿児島大と共同獣医学部を開設し、伴侶動物(ペット)などの小動物の研究に力を入れています。
高度獣医療を提供している山口大動物医療センターの存在も大きいでしょう。地域の核となる総合病院に相当するもので、福岡や広島など県外から診療に訪れる人も多い。県内で小動物の病院が多いのも、谷健二センター長(51)は「近くに紹介しやすい動物医療センターがあるからでは」と話します。もう一つの理由に「大学のある山口を第二の故郷と思って市内に残る卒業生が多いこと」も挙げており、だから「7位」の順位も「そんなもんかな」と驚きはないそうです。
社団法人ペットフード協会が20年12月に発表した全国の犬と猫の推計飼育数によると、犬は848万9000匹で猫が964万4000匹。1994年から調査を開始して猫が17年に犬の数を逆転して以来、上回った状態は続いており、1年以内の新規飼育数は犬、猫ともに増加傾向にあります。
一方、動物病院の数はこのまま維持されるのか。山口県獣医師会では、少子高齢化による動物病院の後継者問題や、待遇面でのよりよい条件を求めて獣医師たちが都会に移るのではという不安も抱いている。高齢化が進むと改めてペットを飼おうという人が減り、「あふれる獣医師も出てくるのではないか」と懸念する声もあります。
◆10万人当たり飼育診療施設◆
都道府県 順位 数
東京 1 12.64
神奈川 2 11.99
千葉 3 10.89
…
山口 7 10.01
鹿児島 19 9.30
大分 28 8.54
福岡 30 8.30
宮崎 31 8.29
熊本 32 8.23
長崎 41 6.78
佐賀 43 6.13
(2019年12月農林水産省調べ、人口は同年10月)
参照は下記URL
https://mainichi.jp/articles/20210201/ddl/k40/040/322000c
PETLIFE24事務局2021.02.16
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2023/11/06