アイハピネスは、韓国ココボム社と日本国内の独占販売契約を結び、ペット用多機能カーシートの先行販売をクラウドファンディングサイト「マクアケ」にて開始した。専用のシートベルトやチャイルドシートがない犬や猫たちは、ドライブ中の急ブレーキや万が一の事故では振り飛ばされてしまう危険性がある。新製品はペットのリスク回避を第一に考えた、猫や小型犬、大型犬にも対応する多機能カーシートだ。エアバッグのような分厚いクッションは、5Kgのダンベルをのせてもあまり沈まないほどのコットンを充填。フカフカでパンパン、強いクッション性で、万が一の際にはエアバックの代わりに衝撃を吸収する役割を果たす。外側には耐久性もあり長く使用できる合成皮革を使用。ペットが爪を立てても簡単には傷つかず、天然のような質感で車内空間にマッチする。内側には耐水性のあるハイポラ生地を使用。雨や風、外部からの汚染物質を浸透させないようになっており、ペットたちが快適に過ごせる。なお、中のクッションは取り外しでき、洗濯することもできる。多機能カーシートは車内だけでなく、室内ではゆったりとしたペットハウス・ベッドとして利用可能。ホテルなどでも、抜け毛や設備の傷を気にしなくていいので、旅行にもおすすめだ。さらにハンドストラップ付でペットキャリーとして持ち運び可能。室内と車内の移動や、ペットとのお出かけが気軽にできる。さらにペットの脱走を防ぐエアネットも別売りで用意する。サイズはS(44×53×47cm)、M(45×63×48cm)、L(45×75×50cm)の3種類。カラーはバナナスカイ、モダンブラック、オレンジホワイト、ピンクの4種類を用意する。価格はSが3万2780円、Mが3万8280円、Lが4万3780円。
PETLIFE24事務局
成田空港近くの東京税関麻薬探知犬訓練センター(千葉県成田市三里塚)で16日、新しい麻薬探知犬12頭が誕生した。ペアを組むハンドラーとともに、全国の空港や港などで不正薬物の取り締まりにあたる。 同センターは、麻薬探知犬を育成訓練する全国で唯一の施設。年に2回、公募で集まったラブラドルレトリバーやジャーマンシェパードなどに、大麻など不正薬物を探す訓練を実施する。 訓練は、ダミーと呼ぶタオルを棒状に巻いたもので犬と遊ぶことから始める。ダミーに不正薬物の匂いを付けて遊ぶことで、犬は匂いとダミーを関連づけて覚え、遊びの延長で不正薬物を探すようになる。 12頭はハンドラー10人とともに、2月に訓練を始めた。麻薬探知犬の合格率は例年約3割程度。この日の閉講式では、ハンドラー10人に修了書が手渡された。ハンドラーたちの襟元には、指導にあたったインストラクターの手で、「K―9(ケーナイン)」(=canine、英語で「犬」の意)の銀色のバッジが付けられた。 ラブラドルレトリバーのジョージ号とペアを組む東京税関の和田桐佳さん(21)はこれから、夢だったハンドラーとして初めて、成田空港や東京国際郵便局などで業務にあたる。ジョージ号は「人なつこくてまじめな性格」。訓練以外の時間も話しかけたりなでたりして過ごし、信頼関係を築いてきた。「1件でも早く摘発できるように頑張りたい」と抱負を語った。(青山祥子)
PETLIFE24事務局
北海道帯広市の動物園で今月10日、キリンの赤ちゃんが生まれました。この動物園でキリンの赤ちゃんが誕生するのは8年ぶりです。誕生したのは「アミメキリン」の5歳のメスの「ユルリ」と7歳のオスの「メープル」の赤ちゃんです。赤ちゃんは体長1メートル80センチのオスで、今月10日の午後2時すぎに生まれました。赤ちゃんは生まれてからおよそ1時間半後に立ち上がり、2時間後には母乳を飲み始め、元気な様子だということです。帯広市にあるおびひろ動物園が公開した動画では、赤ちゃんにアミメキリンの特徴である網目状の模様が確認できるほか、母親のユルリが赤ちゃんをなめる様子も写っています。この動物園でキリンの赤ちゃんが誕生するのは8年ぶりで、早ければ今月中に一般公開することにしています。飼育を担当する片桐奈月さんは「無事に生まれてきてくれて安心しました。皆さんにも成長の様子を見てもらいたいです」と話していました。
PETLIFE24事務局
今回は、保護すべき仔猫を拾ったら、どうすることが適切なのかについて書かせていただきます。この時期、飼い主のいない猫が生んだ仔猫に遭遇することがあるかもしれません。行政の動物愛護センターや保健所に連絡しても、「殺処分にならないという保証はありません」と言われると、助けたい気持ちで拾った人は、センターに渡すことをためらうのは当然でしょう。 先日テレビでこんなニュースがありました。保護活動にも尽力している動物病院の前に、仔猫が置き去りにされた報道でした。タクシーから出てきた男性が、持っていたダンボールの中の仔猫に牛乳を与えたあと、仔猫が入ったダンボールを病院の前に置いて立ち去った姿が、防犯カメラに映っていました。ダンボールの中には4匹の仔猫が。仔猫は病院が引き取りましたが、1匹しか助かりませんでした。カメラに映っていたこの行為は、紛れもない動物遺棄罪、犯罪の証拠です。(動物愛護管理法44条3項)病院は警察に通報。動物病院の院長はこのようにおっしゃっていました。「育てる気もなく、誰かに丸投げする人は拾わないでほしい。動物病院に持っていけば助けてくれる、『自分はいいことをした』ということではなく、顔と顔を突き合わせて対応してほしい」と。 まったくその通りだと思います。まずは自ら保護し、直接病院に相談すれば、抵抗力のない仔猫が長時間、外に放置されることはなく、仔猫を死なせることもなかったかもしれません。また、この人は動物愛護法の遺棄罪を犯すこともなかったわけです。 これまでもこの病院では、ビニール袋に入れられた猫が病院の花壇に捨てられる様子が、防犯カメラに映っていたこともあったそうです。警察の対応は拾得物扱いだったようで、防犯映像から捨てに来た人も分かったということですから、警察は遺棄罪で捜査すべきだったのです。 警察に「もう少し動いてほしい」と院長のインタビュー記事にありました。動物愛護法の遺棄・虐待罪は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金なのですから。 このように、保護活動をしている動物病院や動物保護団体の施設の前に、犬や猫が遺棄されることがよくあります。また、保護猫カフェの前や、個人で保護している人の家の前にも捨てに来る人がいて、今回のことは氷山の一角です。 もちろん世の中には、悪質極まりないケースとして、自ら無責任な繁殖をしたペット事業者が、増やしすぎた結果、遺棄することもあるでしょう。 しかし、今回のようなケースにおいては、おそらく「仔猫を助けたい」という気持ちからで、罪の意識を感じていないどころか、院長が言うように、「いいことをした」と思っているのでしょう。こういうケースは少なくありません。しかし、これはあくまでも「助けたつもり」であって、実際3匹の仔猫が命を落としていますし、自己満足に過ぎません。また、この人のとった行動は、その責任を誰かに押し付けただけ、という非常に無責任で迷惑な行為です。 では、どうすべきだったのでしょうか。まず、自分が見つけて手を差しのべたなら、その命に責任を持ち、救うために自分が今すぐできること、今やらなければならないことを考え動くことです。 仔猫は抵抗力が弱く、暑さや寒さ、飢えや渇きで、あっという間に死んでしまいます。体温が下がらないよう保温し、ミルクを与え、病院に連れて行く。見つけた段階で、迅速にこれができるかで命の明暗が分かれます。 「拾ったけどどうしていいかわからない」ではなく、誰かにアドバイスを求めたり、病院に直接相談したり、今どきはネットで検索して調べることもできるはず。 また、「家はペット不可だから家に置いておけない」など、誰かに押し付ける理由を並べ、責任を負うことを嫌がる人がいます。住宅がペット不可ならば、里親が見つかるまで一時的に預かってくれる友人や知人、動物病院をあたるべきです。もちろん、お願いした先に任せっきりはもってのほか。あくまでも自分が責任を持って動くことが大切です。縁あって拾った命を、「なんとか救ってあげたい、里親を必ず見つけたい」という、切なる気持ちで周りの人の協力を仰げば、その思いに共感し、手伝ってくれるのではないでしょうか。その気持ちと行動が周りを動かすのだと思います。 しかし、いろいろやったけど協力を得られない、自分もどうしても預かっておくことができないという、どうしようもない事情がある場合には、動物愛護団体に相談せざるを得ないのかもしれません。けれど、それは本当に最後の手段です。 遠方から依頼が来ても動くことは難しいですし、地元の団体が収容頭数のキャパオーバー寸前ということも往々にしてあります。団体も個人も保護活動をしているところは、昼夜問わず動物の世話に追われ、その中で捕獲や保護、また里親さんへの譲渡にも多くの時間と労力を費やしています。そして、一頭引き受ければ、それだけの医療費やフード代、トイレの砂代、ペットシート代が必要になります。動物愛護団体の施設・スペース・人員・費用には限界があるため、たくさんの依頼すべてに応えるのは難しいのです。 保護団体ではない啓発団体である当協会Evaにも、「何とかしてほしい」「そっちで預かってほしい」、ときには「愛護団体なのに引き取らないのか?!」と、電話で乱暴なことを言う人もいます。自らは何もせず、ただ連絡するだけの行為は「無責任」な丸投げと言わざるを得ません。また、愛護団体に連絡したから「それで私は命を救った」と思う人がいるのなら、それでは本当に救った事にはならないのです。保護主として、自覚をもって命と向き合って欲しいと思います。 何もかもやったけど、どうしても無理だったその時は、動物愛護団体は可能なかぎり力になってくれるはずです。Evaは保護団体ではありませんので団体として保護はできませんが、それでも保護主が手を尽くしそれでも術がなかったら、目の前の命から目を背けることはできません。その時は、一人の人間として何か力になりたいと思うものです。どの動物愛護団体もそういうものだと思います。 ですから、自力が限界であった場合には、動物愛護団体のアドバイスの下、力を借りながら自らも動く、または何かしらの形で協力するという姿勢が必要です。可哀想と思い動物を拾ったものの、面倒になったからといって遺棄すれば犯罪です。可哀想と思い助けるなら、その責任と覚悟を持って動いてほしいと思います。(Eva代表理事 杉本彩) × × × 杉本彩さんと動物環境・福祉協会Evaのスタッフによるコラム。犬や猫などペットを巡る環境に加え、展示動物や産業動物などの問題に迫ります。動物福祉の視点から人と動物が幸せに共生できる社会の実現について考えます。
PETLIFE24事務局
東京都立井の頭自然文化園(武蔵野市)でアムールヤマネコが4頭生まれた。アムールヤマネコは絶滅の恐れがある希少種のため、同園が繁殖に取り組んできた。都の友好都市・韓国ソウル市から昨年寄贈されたペアの初出産となった。 出産は5月13日夜。子どもは元気に過ごし、同園が公開時期を検討中という。母親はミレ、父親はタリ(いずれも2歳)。ソウル大公園生まれで、昨年11月に井の頭自然文化園にきた。 同園では2000年からアムールヤマネコの飼育を始め、繁殖に取り組んできた。近年は高齢化で自然繁殖が難しく、人工繁殖で14年に2頭が生まれた(1頭は死産)。今回の出産は、自然繁殖としては16年ぶりとなる。 アムールヤマネコは朝鮮半島から中国東北部などに分布し、長崎・対馬に生息する地域個体群が「ツシマヤマネコ」と呼ばれる。同園は今回の知見をツシマヤマネコの繁殖に生かすという。(井上恵一朗)
PETLIFE24事務局
国の特別天然記念物、コウノトリのヒナが石川県志賀町で誕生したと10日、県が発表した。1971年に国内の野生下で絶滅して以降、県内でヒナが生まれたのは初めてとみられる。 親鳥は、兵庫県の野外で生まれた4歳のオスと、福井県越前市の飼育ケージで生まれ、放鳥された4歳の「ひかりちゃん」。町教育委員会によると、2羽は町内の電柱の上に巣を作り、4月末からうずくまる様子が確認された。 5月末から巣の中に餌を落とす行動が始まり、次第に成長したヒナの頭が見えるようになった。少なくとも3羽のヒナがいるという。一方、「無事に育つよう静かに見守りたい」と巣の場所は公表していない。 コウノトリは1985年から兵庫県が人工繁殖と放鳥を進め、国内では今年4月時点で野生の個体が推定246羽。関東や関西、福井県など各地でヒナが誕生している。(佐藤美千代)
PETLIFE24事務局
奈良市の奈良公園にあるシカの保護施設で、生まれたばかりのシカの赤ちゃんの一般公開が始まりました。国の天然記念物「奈良のシカ」の保護活動に取り組む奈良の鹿愛護会は、奈良公園にある保護施設の「鹿苑」で、毎年、シカの赤ちゃんを公開しています。6月1日は、5月7日からこれまでに施設で保護した65頭のうち、18頭が公開されました。シカの赤ちゃんは、鳴き声をあげながら、母親の後ろをついて歩いたり、木陰に座って休んだりして愛くるしい姿を見せ、訪れた人たちはエサをあげるなどして楽しんでいました。新型コロナウイルスの感染防止のため、ことしも入場人数を最大300人に減らしているということです。2歳の娘とともに神奈川県から訪れた30代の母親は「娘がどうしても来たいとせかすので一番乗りで来ました。元気に育ってほしいです」と話していました。奈良の鹿愛護会の山崎伸幸事務局長は「子ジカのかわいらしさを感じてほしいです。施設で保護しきれていない赤ちゃんも公園にはいますので、見かけた場合は母親を刺激しないように少し離れて見守ってください」と話していました。一般公開は今月30日まで、月曜日を除く毎日、午前11時から午後2時まで行われます
PETLIFE24事務局
「那須どうぶつ王国」(栃木県那須郡)で誕生したスナネコ3匹の名前が決定しました。5月10日の名前発表の様子がYouTubeチャンネル「那須どうぶつ王国」に投稿され、記事執筆時点で1万3000回を超える視聴数となっています。ぴったりの名前! 「那須どうぶつ王国」では、2022年2月2日に男の子2匹と女の子1匹のスナネコの赤ちゃんが誕生。3匹の名前は3月18日から4月10日まで一般公募され、応募総数約2000通の中から選ばれました。発表された名前は「ショジャー」くん、「ナジュム」ちゃん、「アルド」くん。スナネコの生息地がアラビア語圏のため、全てアラビア語で統一したとのことです。 男の子のショジャーくんの名前の意味は「勇敢」。特徴は匹の黒い線が真っすぐ後ろに伸びていることと、しっぽのしま模様が均等になっているところです。女の子のナジュムちゃんの名前の意味は「星」。匹の模様は真ん中あたりで内側にくっきり折れて、しっぽのしま模様は先端の黒い部分と次の線の間隔が狭くなっています。 もう1匹の男の子「アルド」くんの名前の意味は「大地」。アルドくんはしっぽの先端が白いので、1番見分けやすそうです。 3匹とも母親は「ジャミール」(アラビア語で「美しい」という意味)。展示されている場所では、親子が仲むつまじく触れ合っている姿が見られます。 動画では飼育員さんによる野生動物に対する注意喚起も。スナネコの展示場前ではそのあいくるしさに「家で飼いたい」という声がよくあがるそうですが、野生動物の飼育を望む声が大きくなればなるほど過剰な捕獲や違法取引、密漁のリスクが高まり、動物たちの数は激減し絶滅へ近づいてしまうとのこと。 飼育員さんは「野生動物の在り方、野生動物の関わり方というところまで考えていただけると、動物園がもっと楽しめるかなと思います」と結びました。動画の最後には“スナネコはどう猛な野生動物である”ということとともに、“動物園で見てめでましょう”というメッセージが添えられています。 ジャミールママとショジャーくん、ナジュムちゃん、アルドくんは王国タウン内「保全の森」にて終日展示しています。スナネコの子どもたちがスクスクと育っていく様子を見に、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。※混雑した場合は人数や時間が制限されることがあります。また、動物の体調により、公開を予告なく休止することもあります YouTubeチャンネル「那須どうぶつ王国」では、王国で暮らす動物たちの動画が公開中。また、Twitterアカウント(@nakprstaff)やInstagramアカウント(@nasu_animal_kingdom)でも日々の動物の様子を見られます。画像提供:YouTubeチャンネル「那須どうぶつ王国」
PETLIFE24事務局
2021年に閉園したかしいかえんの跡地にアウトドア施設「かしいのはまビレッジ」がオープンしました。39のキャンプサイトのうち、5区画が犬と泊まれるサイトになっています。料金は1泊平日7,000円、休日休前日は9,000円(ドッグラン料金含む)。他にもアスレチックエリアなどもあり、子連れやワンちゃんと一緒に家族で楽しめる施設になっています。広い敷地を使用したドッグランは、「小型犬エリア」「中・大型犬エリア」の他、事前予約で利用できる「貸切エリア」が用意されています。ドッグラン内には木陰がたくさんあって、飼い主もペットもうれしいうえに、7月からは19時まで営業とのこと。これからの季節は重宝しそうです。詳細・金額は下記公式サイトよりご確認ください。https://www.kashiinohama-village.com/
PETLIFE24事業部
14日夜、平川動物公園に名古屋市の動植物園から、コアラ2匹がやってきました。今月下旬に公開予定です。 平川動物公園にやってきたのは、オスの「タイチ」とメスの「つくし」です。2匹は14日午前9時に名古屋市東山動植物園を出発し、空路で鹿児島入りし、午後8時半前に平川動物公園に到着しました。ケージから出されて体重を測ったあと、ユーカリが置かれた部屋にそれぞれ移されました。 メスの「つくし」は、1歳9か月。父親は、平川動物公園で生まれた「イシン」で、父親のふるさとにやってきました。長旅の疲れと緊張もあってか、高いところでじっとしていました。 オスの「タイチ」は、10歳1か月。繁殖のため、鹿児島に初めてやってきました。「タイチ」は、部屋の中を活発に動き回り、ユーカリを食べ始めていました。 (平川動物公園コアラ飼育担当 村上浩一さん)「遠いところから無事に来てくれたので、すごくうれしく思う。幸せに長生きできるようにしっかり飼育していきたい」 2匹は1週間から10日後にコアラ館で展示される予定で、平川動物公園のコアラは、オス4匹、メス14匹の18匹になりました。
PETLIFE24事務局
福岡県警大牟田署はこのほど、未明に川に転落した男性の救助に貢献したとして、大牟田市草木の佐藤頼幸さん(81)に感謝状を贈った。佐藤さんに男性の存在を知らせたのは、捨てられているのを見つけて育てた愛犬、リク。リクの立派な行いに、署からは感謝の犬用ガムとビーフジャーキーが贈られた。 署によると、4月29日午前1時40分ごろ、佐藤さん宅の庭でリクが突然ほえ始めた。未明に力強くほえ続けるリクの声で佐藤さんは起きて、外に出た。 リクは家のそばを流れる川に向かってほえていた。 川は幅2メートル、水深10?20センチ。佐藤さんは懐中電灯の光を川に向けた。すると、右耳から血を流した60代の男性が腰まで水につかり、石垣にもたれてぐったりと座っていた。「寒い、寒い」とつぶやく声が聞こえ、佐藤さんはすぐに署に電話をかけた。 警察官が到着するまで、佐藤さんは男性に懸命に話しかけた。「意識を保たせてやらんといかんと思いました」と振り返る。 男性は酒に酔って歩いていたところ、押していた自転車ごと転落したという。あごや右肩の骨が折れていたが、命に別条はなかった。「男性を助けられたのはリクのおかげ」と、佐藤さんは安心した表情を見せた。 リクは子犬だった7年前、山に捨てられていたところを、佐藤さんの息子が拾ってきたという。人なつっこく、普段はおとなしいというリク。勇敢にほえ続けたことで、貴重な命を救った。 感謝状とビーフジャーキーなどは3日に贈られた。 署の古川直之地域課長は「犬の鳴き声が人命救助につながるのは非常に珍しい。主人に助けを呼んだリク君と、すぐに連絡をくれた佐藤さんに感謝しています」と話していた。(椎木慎太郎)
PETLIFE24事務局
鹿児島市の平川動物公園で4日、昨年5、6月に生まれた赤ちゃん雌コアラ3匹の命名式があり、それぞれ「アイ」「ピース」「カナエ」に決まった。1189票の中から選ばれた市内の名付け親3人が、名前に込めた思いを発表した。アイと名付けた和田小学校4年帖佐羽月さん(9)は「歌手のAIさんみたいに周りを明るく元気にする子になってほしい」。ピースの桜丘東小5年内田茉子さん(10)は、ロシアによるウクライナ侵攻や新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、「世界中の平和を願った」と話した。 カナエと付けたのは坂之上1丁目の会社員勢屋花佳(はるか)さん(27)。母コアラの名前「ユメ」にちなみ、みんなの夢がかなうように、と名付けた。「幼い頃から大好きなコアラの成長を見守りたい」と喜んだ。 同園のコアラは現在17匹。これまで計74匹が誕生した。命名された3匹は旧コアラ館で飼育されている。
PETLIFE24事務局
福岡県警大牟田署は3日、自宅横の川に落ちた60代男性を助けた大牟田市の佐藤頼幸さん(81)に県警本部の感謝状を贈呈。異変を知らせた飼い犬リクにも餌を贈った。【関連】活躍ワンダフル、ウクライナの爆発物探知犬にカンヌ特別賞 4月29日未明、リクが激しくほえるため佐藤さんは外に出た。幅約2メートルの川の中で男性が頭から血を流しており「引き上げてくれ」と助けを求められた。駆けつけた警察官と一緒に自宅のはしごで救助した。 男性は自転車を押していて約2メートル下の川に転落。肩などを骨折していた。佐藤さん宅で感謝状を贈った古賀和元・署長は「リクと佐藤さんの活躍がなければ危険だった」と感謝。
PETLIFE24事務局
福岡県大牟田市動物園で飼育していたホワイトタイガーのホワイティ(雌21歳)が31日、死んでいるのが見つかった。死因は老衰。県内の動物園で唯一のホワイトタイガーだった。市動物園によると、2003年から飼育し来場者を喜ばせたが、4月ごろから食欲が落ちていた。椎原春一園長は「高齢になるまで頑張ってくれた。ありがとう」とコメントし、6月1日から獣舎前に献花台を置く。 ホワイトタイガーはトラの白変種。国内は約40頭、世界でも約250頭が飼育されているだけで国際自然保護連合(IUCN)は絶滅危惧種に指定している。【降旗英峰】
PETLIFE24編集部
犬は人間よりも体温調節が苦手な動物です。特に暑さには弱く、熱中症で動物病院を受診する犬はゴールデンウィーク頃から増えるのだとか。そこで今の時期こそしっかり知っておきたい熱中症対策を、獣医師の山本昌彦さんに詳しく聞きました。 真夏だけじゃない、犬の熱中症熱中症とは高温多湿の気候に体が対応しきれず、めまいや立ちくらみ、ほてり、体のだるさ、吐き気、けいれん、失神などの症状を引き起こす病気です。私たち人間の感覚では、熱中症のピークといえば7月下旬から8月上旬ですが、犬の場合は人間以上に、早い時期から警戒する必要があります。 山本さんによれば「犬は人間に比べて体温調節が上手にできない動物です。人間の汗腺は全身に分布していますが、犬の場合は体温調整に関わる汗腺(エックリン腺)があるのはほぼ肉球だけ。しかも、汗腺の機能は高くなく、体を冷やしたいときもあまり多くの汗をかけません」とのこと。確かに、真夏でも犬の体から汗がしたたり落ちるような姿は見かけません。汗をかきにくい分、犬は呼吸で放熱します。◆5月に4月の2倍に増加「舌を出してハアハアと息を吐く『パンティング』という呼吸法を使います。舌の表面から唾液を蒸発させて、気化熱を周りから奪うことで体を冷やす仕組みですが、放熱できる量は限定的です。また、湿度が高いと唾液が蒸発しづらいので、パンティングの効果も小さくなります」(山本さん、以下同) そういうわけで、犬の熱中症患者(患畜)は毎年、ゴールデンウィーク頃から増える傾向にあるのだそうです。アニコム損保の調べによると、5月に4月の3倍、6月に5月の2倍になるというデータがあります。「私が診た例では、連休に家族で出かけて帰ってくると、室内でピレネー(グレート・ピレニーズ)がぐったりしていたということで、来院したケースがありました。来院時体温は40℃を超えていて、全身状態も悪く熱中症との診断をしたということがありました(その子は最終的には亡くなってしまいました)。室温の管理も大切なことですが、湿度の管理や清潔な飲み水の確保、直射日光が当たらない環境づくりなども大切です」寒冷地が原産の犬、鼻が短い犬は要注意特に、熱中症にかかりやすい犬種などはあるのでしょうか。◆肥満傾向の犬や基礎疾患がある高齢犬も 「熱中症のリスクが高いのは、やはり寒冷地が原産の犬種。ピレネーもそうですし、バーニーズマウンテンドッグ、シベリアンハスキー、サモエド、秋田犬、アラスカンマラミュートなども当てはまります。やはり厚いアンダーコートがある分、体温が下がりにくいのだと考えられます。それから、フレンチブルドッグやパグ、シーズーなど、マズルが短い短頭種も熱中症にかかりやすいですね。鼻の孔が狭かったりして、もともと呼吸の状態が他の犬種とは異なりますし、口腔内の面積が狭い分、唾液が蒸発しにくいです」犬種の他に、肥満傾向の犬も、皮下脂肪が厚い分、体内の熱を逃がしにくいといいます。高齢の犬、心臓疾患など基礎疾患がある犬も特に注意が必要です。 「人間が感じている以上に、犬には暑さがこたえます。夏場に車内に犬を残して買い物をするといった行動は絶対に避けてください。犬種や疾患のリスクがなくても、どのような犬でも状況によっては、熱中症になる可能性があることは忘れないでください」家・水・散歩で気を付けることは?予防策は、室内飼いなら室温や湿度の管理とカーテンやパーテーションを使った日陰作り。屋外で飼っている場合は日陰を用意するのはもちろん、すのこを敷いて通気をよくしたり、犬舎の屋根に遮熱シートを貼ったり、犬舎の中に冷感シートを敷いたりするといいでしょう。◆飲み水の交換や経口補水液を「飲み水は日に何度か交換を。夏バテぎみだと感じたら犬用の経口補水液を与えるのも有効です。散歩にも飲み水は持っていって途中で飲ませてあげてください。散歩は朝晩の涼しい時間帯を選んで、無理せず、真夏は短めに済ませましょう。日中の散歩は厳禁です。アスファルトの照り返しが強烈な場所もあるので、日陰があるルートにしたいですね。また、市販の犬用のクールダウングッズを使用するのも効果的です」熱中症になったらどうする?愛犬が熱中症になってしまったとき、飼い主さんが早めに察知する方法はあるのでしょうか。初期症状は足元のふらつきや荒い呼吸、大量のよだれなどだといいます。「パンティングがいつも以上に激しいな、どうも元気がないし、様子がおかしいなと思ったら、犬の内股の毛が薄い部分を触ってみてください。普段から触っておいて、比べてみて熱ければ発熱している可能性が高いです。また、胸に手を当ててみると心拍が手に伝わってくると思います。普段より速くなっていれば、それも熱中症の兆候といえます」 ◆濡らしたタオルやスポンジで応急処置を応急処置は、冷たい水で濡らしたタオルやスポンジなどを使って、体を冷やすこと。「屋外であれば、まずは、日差しを避け、風通しのよい少しでも涼しい場所に連れて行ってください。その後、脇の下や首の周り、内股などに水をかけたり、濡らしたタオルをかけ、体温を下げてください。水が飲めるようなら飲ませてあげてください。怖いのは、熱中症らしい症状に気づきながら、つい様子を見てしまうことです。そうしているうちにショック状態になって亡くなる子もいます。熱中症だと思ったら、軽いか重いかを簡単に決めつけないで、まずは動物病院に連絡を。家庭でできる応急処置をしたあと、受診すると安心です。命にかかわる病気ですので、遠慮なく病院にお連れください」◆教えてくれたのは:獣医師・山本昌彦さん 獣医師。アニコム先進医療研究所(本社・東京都新宿区)病院運営部長。東京農工大学獣医学科卒業(獣医内科学研究室)。動物病院、アクサ損害保険勤務を経て、現職へ従事。 取材・文/赤坂麻実
犬吉猫吉編集部
約200種2000点の動物たちを展示している、九州屈指の体験型動物園「長崎バイオパーク」(長崎県西海市)。檻や柵を極力少なく設置しているため、動物たちと間近でふれあうことができます。エサやり体験スポットなども用意されており、フラミンゴやカピバラといった動物たちとコミュニケーションが楽しめるのも魅力の一つです。そんな開放的な環境で生活している1匹のチンチラが、何と“無銭飲食”で“現行犯逮捕”されてしまった……というプチ事件が大きな話題になっています。一体どういうことなのでしょうか。同園飼育員の山本燿一朗さんに詳しいお話を伺いました。犯人はチンチラのいずみちゃん 実は初犯ではなく… 長崎バイオパークの公式ツイッターアカウント(@ngsbiopark)で公開された1本の動画が、大きな注目を集めました。そこに映っているのは、3歳のチンチラ「いずみ」ちゃんです。 自由奔放ないずみちゃんは、普段から園内のさまざまな場所に出没。この日は何と、来園者向けに用意されているエサやり体験ブースでした。台の上に並んだ1つ300円のカップには、野菜やフードが入れられています。いずみちゃんはカップの間にちょこんと佇んでいますが、その手には大好きな葉っぱが。しかも、悪びれる様子もなくむしゃむしゃと食べています。 ツイッター投稿には「お金払いました?」と、インスタグラム(paw_ngsbio)投稿には「現行犯逮捕です」とのメッセージが添えられています。どうやらいずみちゃんは来園者からのエサやりを待ちきれず、まさかの“無銭飲食”をしてしまったよう。しかも、飼育員の山本さんによると“常習犯”なのだとか。「いずみが体験用フードに手を出したのは、今回が初めてではありません。簡単には登れない高さに設置しているのですが、足場などをうまく使ってたどり着き、この日も食べていたようです」 チンチラは元々高いところに生息しているため、優れたジャンプ力を持つそうです。そんな高い運動能力を生かしたかわいい“犯行”は、ツイッター上で3万件もの“いいね”を集めました。また、動画の再生回数は37万を超えています。 リプライ(返信)には「かわいい……」「(代金を)払って差し上げたい」「この子はサービス料金でプライスレス」「これでいいと思う」といずみちゃんを擁護する声が。さらに「実演販売中」「おいしいかどうか確認していました」「あ? ツケといて!」など、いずみちゃんの心の声を代弁する人も続出しました。おいしいごはんを堪能したいずみちゃんはその後、現場からそそくさと走り去ったとか。ちなみに、普段の食事は牧草やペレットを20グラムほど。ニンジンやヒマワリの種も大好きだそうです。さまざまな動物とふれあえる 魅力たっぷりの長崎バイオパーク 長崎バイオパークでは、ウサギやモルモット、ヤギ、デグーなどさまざまな動物に直接触れることやエサやり体験ができます。土曜と日曜、祝日には、カバやブラジルバクといった大型動物にもエサをあげることができるそうです。「最上級のふれあい体験」をモットーとしている同園では、人間との共存を選んだ“野生に近い”動物たちを間近で見ることができます。そのため、エサやり体験用のブースは各所に設けられていますが、山本さんは「“無銭飲食”をしているのはいずみだけでない」と明かします。「ヤギやヨウム、コモンマーモセットなども、体験用フードを盗み食いしたことがあります」 こうしたかわいらしいハプニングが起きても平和な時間が流れているのは、飼育員さんたちが愛をもって動物たちと向き合っているからこそ。また同園を訪れた来園者も、一方的に動物を観察する側ではありません。まずは、動物の気持ちを想像しながら近づくことが大切。そうすればきっと、動物たちの心ともふれあうことができるでしょう。Hint-Pot編集部
犬吉猫吉編集部
誠に勝手ながら、4/29(金)〜5/8(日)までGWの休業期間とさせていただきます。…
2022/01/21いつも犬吉猫吉をご愛読いただきましてありがとうございます。 今週23日の日曜日に予…
2021/12/27誠に勝手ながら、12/29(水)〜1/4(火)まで年末年始休業期間とさせていただきま…
2021/08/05いつも犬吉猫吉をご愛読頂きましてありがとうございます。 8月12日(木)〜8月16…
2021/07/29平素は格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 お散歩ウォッチン…
2021/07/02いつも雑誌「犬吉猫吉」をご愛読いただきありがとうございます。 プレミアム会員・…
2021/06/21平素は格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 お散歩ウォッチング…
2021/06/01平素は格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。 2021年6月1日…
2021/04/28誠に勝手ながら、4/29(木)〜5/5(水)まで休業期間とさせていただきます。 …
2021/03/23