志賀町でコウノトリのヒナ誕生、絶滅以降では県内初

国の特別天然記念物、コウノトリのヒナが石川県志賀町で誕生したと10日、県が発表した。1971年に国内の野生下で絶滅して以降、県内でヒナが生まれたのは初めてとみられる。

 親鳥は、兵庫県の野外で生まれた4歳のオスと、福井県越前市の飼育ケージで生まれ、放鳥された4歳の「ひかりちゃん」。町教育委員会によると、2羽は町内の電柱の上に巣を作り、4月末からうずくまる様子が確認された。

 5月末から巣の中に餌を落とす行動が始まり、次第に成長したヒナの頭が見えるようになった。少なくとも3羽のヒナがいるという。一方、「無事に育つよう静かに見守りたい」と巣の場所は公表していない。

 コウノトリは1985年から兵庫県が人工繁殖と放鳥を進め、国内では今年4月時点で野生の個体が推定246羽。関東や関西、福井県など各地でヒナが誕生している。(佐藤美千代)

PETLIFE24事務局2022.06.20

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