東山動植物園(名古屋市千種区)は、園内を含む愛知県西部に生息するサンショウウオが新種と判明したと発表した。高知大学などとつくる研究チームは「オワリサンショウウオ」と命名。研究成果は、神奈川県立博物館の学術誌にも掲載された。
園によると、新種と判明したのは、名古屋市周辺や知多半島などに生息するサンショウウオ。これまで東海や近畿地方に生息するヤマトサンショウウオと同じ種とされてきた。
だが、特徴である尾の黄色い線がないことから、園の飼育職員ら研究チームが遺伝子などを詳しく調べたところ、別の種と判明したという。体長は10センチほど。黒褐色で林や湿地帯に生息する。
この新種について、東山動植物園は保護団体とともに、園周辺の森で保全活動に取り組む。園内の自然博物館2階の両生類コーナーで、3匹を常設展示をしている。(山下寛久)
https://www.asahi.com/articles/ASQ497DDCQ47OIPE01K.html
PETLIFE24事務局2022.04.22
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