カワウソとスナドリネコの赤ちゃんを公開!

三重県鳥羽市鳥羽水族館で今年、相次いで生まれたスナドリネコとコツメカワウソの赤ちゃんが順調に育っている。これまで生育する前に死んでしまっていただけに、飼育員らの期待も大きく、来館客への公開も始まった。

 スナドリネコは、2月26日に誕生した雄2匹が今月4日から一般公開されている。体長は、誕生時の20センチほどから35センチに。両親とは別のケージにいる。

 東南アジアに生息し、魚を捕まえることから英名はフィッシングキャット。赤ちゃんの前脚にも、特徴である水かきが付いているのがわかる。

 両親は2014年に来館し、2回出産したが、子はすぐに死んでいた。国内で飼育されているのは鳥羽水族館を含めて3施設で、繁殖に力を入れていた。

 一方、コツメカワウソは1月12日に雌1匹が生まれた。5歳の母親にとっては2度目の出産だが1度目は死産だった。今回はすぐに人工哺育に切り替えた。約3カ月経って、13センチから約50センチに成長している。

 慣れさせるため、来館客が見られる展示水槽にも出すようにしている。今月下旬から終日見られるようにする予定。

 広報担当者は「今の時期はとても可愛いのでぜひ見に来てください。スナドリネコの赤ちゃんは愛称も募っています」と話している。

 同館では初夏にかけて、スナメリなどの出産が続くという。(臼井昭仁)

PETLIFE24事務局2022.04.19

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