コロナ下、室内ペット引き合い 小型の犬猫、ハムスター…癒やしタイプ人気 
 「家に帰るのがこれから楽しみになる」。ペットショップ「アクア田上本店」(田上7丁目)で、生後半年の猫ミヌエットの購入を決めたパート従業員女性(28)は、声を弾ませた。同店では、緊急事態宣言が出された昨春以降、小型犬や猫の人気が顕著に。計10匹前後を扱っているが、断続的に入荷待ちが発生するという。

 岩城範幸店長によると、「触れ合えて癒やされるタイプのニーズが高い」。ハムスターの販売数は前年並みだが、人気上昇を受け1匹当たり価格は通常の約2倍以上となる3千?4千円程度に値上がりしている。

 観賞魚の引き合いも強い。ニシムタエヌ・シティ谷山店内(卸本町)にある「ペットランド」は、メダカの売り場を拡充。1500円程度から始められる手軽さが特徴で、買い物ついでに立ち寄る親子連れが目立つ。

 担当の福元雄樹さんは「メダカをきっかけに、数カ月かけて育つ水草を始める人も増えた。ブームはしばらく続きそう」と予想する。

 ペットブームでしばしば問題になるのが、ブームが去った後の飼い主による飼育放棄だ。県愛玩動物協会の山田ゆかり代表は「コロナが落ち着いて家時間が無くなったから飼えなくなった、では困る」と指摘。室内で飼育する犬なら10年ほどは生きるとした上で「飼う側の年齢や家族構成、ペットにかけられる時間や費用を見極めることが重要」と話す。

PETLIFE24編集部2021.02.25

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