「鳥獣戯画」展きょう開幕 福岡市美術館で10月16日まで

 動物たちの生き生きとした姿を描く国宝の絵巻「鳥獣戯画」などを展示する「国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」(西日本新聞社など主催)が3日、福岡市中央区の市美術館で開幕する。「愛らしさ」をキーワードに71点の日本美術を紹介する。10月16日まで。

>>連載「いとしさの源流 国宝 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術」を読む

 京都・高山寺所蔵の鳥獣戯画は平安?鎌倉時代の制作とされるが、作者不詳で謎も多い。甲、乙、丙、丁の4巻で構成され、最も有名な甲巻は遊びに興じるウサギやサルが笑いを誘う。

 江戸時代に活躍した円山応挙や伊藤若冲による動物絵画、博多の禅僧仙厓義梵(せんがいぎぼん)の洒脱(しゃだつ)な禅画も展示する。2日には関係者向けの内覧会があった。

 鳥獣戯画は甲、丁巻を前期(9月25日まで)に、乙、丙巻を後期(9月27日から)に展示。一般1800円など。土日祝日は事前予約制。同市美術館=092(714)6051。

 (諏訪部真)

PETLIFE24事務局2022.09.15

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