命への知識深めて 佐世保市動物愛護センター完成 見合い室や講習室整備
 長崎県佐世保市の動物愛護や狂犬病予防に関する業務の新たな拠点「市動物愛護センター」(大潟町)が18日から供用を開始した。犬や猫の保護や譲渡、殺処分業務に加え、動物愛護の啓発にも注力していく。
 老朽化した市犬管理所(有福町)を移転し建設した。延べ床面積は約500平方メートル。診療室や飼育室に加え新たに「見合い室」を設置し、来場者と犬猫が直接触れ合うことを可能にしている。動物愛護に関する講習や会議ができる講習室なども整備。子猫を飼育・管理する設備も確保し殺処分の減少、譲渡を図っていく。建物外には
ドッグランを設けた。
 完成に伴い17日にあった式典では
朝長則男市長が「市民の皆さまに気軽に立ち寄ってもらい、動物愛護への知識を深めてもらう施設になっている」とあいさつ。多頭飼育崩壊や高齢者などが飼育困難となる課題にも言及し、センターを拠点に関係各所と連携を深めながら取り組んでいく姿勢を示した。
 市によると昨年度の猫や犬の殺処分数は約300匹。市は「できるだけ殺処分を減らし譲渡していきたい」としている。

PETLIFE24事務局2021.10.28

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