保護猫
 動物管理センターから引き取った保護猫13匹がそろう保護猫カフェが28日、鳥栖市大正町にオープンする。元鳥栖商工会議所職員の黒田皓希(こうき)さん(25)=鳥栖市=が、殺処分される猫を減らすとともに、街のにぎわいづくりを目指す。

 店名は「保護猫カフェ1028」で、猫の“スタッフ”たちは佐賀県動物管理センターや久留米市動物管理センターから引き取った。生後1カ月の黒猫、半年ほどのシャム系姉妹、1歳のキジトラきょうだい、最年長は10歳まで、人懐っこい性格の猫たちがそろっており、次々に寄ってくる。

 店内では、100円のガチャに入ったおやつをあげたり、おもちゃで遊んだりできる。ワクチン接種費などの経費負担や飼い主と相性が合うかトライアル期間などを条件に、里親希望の相談もでき、里親が決まれば新たな保護猫をスタッフに迎えていく。

 店舗は約10坪の空き店舗を改装した。10月中旬に2日間プレオープンしたところ、店の前の看板などを見て30人以上が来店。「幅広い年代の方に来てもらい、マンション住まいや自身の高齢化などで『家では飼えないから』という声も多かった」という。

 保護猫2匹と捨てられていた猫を飼っている黒田さんは「来店して猫たちに癒やされてもらえれば」と、利用を呼びかける。料金はワンドリンク付き1時間千円、小学生500円。平日は65歳以上や中高生の割引料金もある。カフェの詳細はインスタグラムで情報発信している。(樋渡光憲)

犬吉猫吉編集部2022.11.22

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