半月でコアラ3匹死ぬ 2匹は肺炎 鹿児島市・平川動物公園
 鹿児島市の平川動物公園は15日、飼育していた雌のコアラ「ジェイン」が死んだと発表した。7歳11カ月。死因は肺炎とみられる。同園のコアラは9月29日と今月4日にもそれぞれ腫瘍と肺炎で死んでおり、この半月で3匹目。飼育数は雄5匹、雌12匹となった。

 園によると、ジェインは先月30日から食欲低下や呼吸に苦しさが見られた。隔離して投薬治療を受けていたが、14日午前10時50分ごろ、職員に見守られて息を引き取った。コアラの平均寿命は12?13歳。

 ジェインと同じ部屋で飼育していた3匹も鼻水などが見られたため治療中。いずれも現在は回復しているという。

 ジェインは2014年11月にオーストラリアのテーマパーク「ドリームワールド」で生まれた。18年3月、動物交換契約に基づいて平川に入り、子ども3匹、孫1匹を残した。

 福守朗園長は「貴重な血統を残し、日本のコアラ界に貢献してくれた」と残念がった。半月で3匹が死んだことについて「特に同じ肺炎で2匹が死に、重く受け止めている。今後の飼育に生かせるよう改善点を検証している」と話した。

犬吉猫吉編集部2022.11.08

NEW 投稿一覧 OLD
このページのTOPへ
Copyright(c) INUKICHI-NEKOKICHI NETWORK, ALL Rights Resrved.