福岡市の海の中道海浜公園では、いま、ベビーラッシュに沸いています。いましか見ることができない動物の赤ちゃんたちの姿を取材しました。
灰色のふわふわした毛に覆われている赤ちゃん、実は、7月に生まれたばかりのフラミンゴの赤ちゃんです。名前は『ウメ』で、海の中道海浜公園にフラミンゴの赤ちゃんが生まれるのは5年ぶりです。とっても人なつっこく、飼育員のそばをぴったりくっついて離れません。
■桐生阿由子アナウンサー 「わあ、ふわふわ。産毛が生えていてふわふわです、かわいい?。」
フラミンゴといえば鮮やかなピンク色のイメージですが、生まれてすぐは、灰色の毛に覆われています。
フラミンゴの赤ちゃんは、親鳥の体内で作られる『フラミンゴミルク』を飲んで成長します。その中に赤い色素が含まれているので、羽がピンク色に変化します。カラスから守るため、飼育員の手で育てられている『ウメ』も、エサの中に赤い色素が混ぜ込まれていて、2?3年後には、完全なピンク色に変わるそうです。
1日2回のお散歩中は、間近で見たり、触ったりすることができます。
柔らかい産毛は、あと約1か月で羽に生え替わり、ふわふわの触感を楽しめるのは、いまだけです。
■桐生阿由子アナウンサー 「いました、いました!リスザルの赤ちゃん、お母さんの背中にしっかりしがみついています。」
続いては、『リスザル』の赤ちゃんです。5月から8月にかけて約10匹の赤ちゃんが生まれました。
赤ちゃんリスザルたちは、お母さんの背中にしっかりつかまって離れません。外敵から身を守るための習性で、生まれてから2か月間の限られた期間だけ見ることができる行動だそうです。
『カピバラ』の赤ちゃんは、8月に生まれました。
■桐生阿由子アナウンサー 「双子の赤ちゃん、そろってキャベツをもりもり食べています。小さくてかわいいですね。」
大人になると体長約1メートルまで育つため、『世界最大のネズミ』とも呼ばれますが、いまはまだ約30センチです。性別を見分けるのが難しく、まだ分かっていません。
そんなカピバラの、いましか見られない姿が、親やきょうだいの上に乗って、まったりしている様子です。暖をとるための行動で、寒くなってくるこれからの時期、運がよければ見られるかもしれません。
■海の中道海浜公園 飼育員・神代龍一さん 「まさにベビーラッシュなので、かわいい小さい子どもをみる機会は、この時期しかないので、見ていただきたいなと思います。」
愛情をたっぷり受け、すくすくと育つ赤ちゃんたちの愛らしい姿は、もう少しの間楽しめそうです。
PETLIFE24事務局2022.10.26
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2023/11/06